INDUSTRY / 33業種

製紙業界(パルプ・紙)の平均年収

¥633万円

業界中央値(上場24社)・平均 633万円

東証33業種の「パルプ・紙」に分類される企業です(製紙業界・パルプ業界を含みます)。

パルプ・紙の年収分布

24社のヒストグラム

〜200万900万1,600万〜中央値 633万円

製紙業界の年収データの読み方

製紙業界に分類される上場企業24社の平均年収は、中央値で633万円です。集計対象33業種のうち28番目に高く、上場企業全体の中央値(661万円)を27万円下回ります。隣り合う業種は金属製品(633万円)と水産・農林業(603万円)です。

推移で見ると、製紙業界の中央値は2019年の549万円から2026年の633万円へ、7年で+15.3%(84万円増)です。伸び率は31業種中5番目で、同じ期間の上場企業全体は+10.6%なので、全体より速いペースで動いています。年単位で最も動いたのは2025年の+32万円です。

年収帯で分けると、最も多いのは500万円台(12社)、600万円台(6社)、700万円台(4社)で、1,000万円以上の企業はなく、400万円未満の企業はありません。平均値(633万円)と中央値の差は小さく、企業間のばらつきは比較的おだやかです。最も高いのは王子ホールディングス(850万円)、レンゴー(818万円)、ニッポン高度紙工業(773万円)、最も低いのは朝日印刷(503万円)で、上下の幅は347万円あります。

従業員数(提出会社単体)は中央値で480人、1,000人以上の会社が6社あります。平均年齢の中央値は43.0歳(全体41.5歳)、平均勤続年数は16.8年(全体12.6年)で、定着率の高い業界です。年齢と勤続から逆算した平均的な入社年齢は26歳前後で、新卒と中途の混在が主体の構成と読めます。

女性活躍推進法の開示がある20社で見ると、製紙業界の男女の賃金差(全労働者・女性÷男性)は中央値68.4%で、開示企業全体の中央値70.1%と比べて差が大きい業界です。差が最も小さいのは阿波製紙(84.0%)、最も大きいのは古林紙工(51.0%)です。この値は職種構成・勤続年数・管理職比率の差でも動くため、同じ仕事での賃金差ではありません。

初任給の統計(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2023年・製造業)では、大学卒の所定内給与は月額23万円で、産業計の24万円より0万円低い水準です。年12か月分に換算した280万円に対し、製紙業界の平均年収の中央値633万円は約2.3倍にあたります(統計側の区分「製造業」は東証のパルプ・紙より広い括りです)。

本社所在地は東京都9社、大阪府4社、高知県1社の順に多く、東京都に本社を置く会社は24社中9社(38%)です。

製紙業界の年収推移

2019年 549万円 → 2026年 633万円(+15.3%)・各年に有報を提出した同業他社の中央値

550万600万650万549万633万192021232425262019年から+84万円

2019年からの7年間で84万円上昇しました。伸び率は33業界中5位です。業界別の伸び率ランキングで他の業界と比較できます。

パルプ・紙 年収ランキング(全24社)

#企業平均年収従業員数平均年齢勤続
1王子ホールディングス株式会社🏢持株会社 464人 ・勤続15.6年 ・平均44.5歳850万円464人44.5歳15.6年
2レンゴー株式会社4,426人 ・勤続16.8年 ・平均42.1歳818万円4,426人42.1歳16.8年
3ニッポン高度紙工業株式会社336人 ・勤続21.2年 ・平均44歳773万円336人44歳21.2年
4特種東海製紙株式会社429人 ・勤続19年 ・平均42歳716万円429人42歳19年
5ザ・パック株式会社850人 ・勤続16.3年 ・平均40.4歳709万円850人40.4歳16.3年
6株式会社巴川コーポレーション418人 ・勤続16.3年 ・平均44.5歳704万円418人44.5歳16.3年
7日本製紙株式会社5,028人 ・勤続21年 ・平均43歳692万円5,028人43歳21年
8三菱製紙株式会社888人 ・勤続24.18年 ・平均47.52歳680万円888人47.52歳24.18年
9中越パルプ工業株式会社778人 ・勤続24.7年 ・平均46.9歳649万円778人46.9歳24.7年
10大王製紙株式会社2,356人 ・勤続19.6年 ・平均44.2歳637万円2,356人44.2歳19.6年
11ダイナパック株式会社658人 ・勤続20.4年 ・平均43.4歳637万円658人43.4歳20.4年
12北越コーポレーション株式会社1,479人 ・勤続22年 ・平均45歳633万円1,479人45歳22年
13ハビックス株式会社205人 ・勤続11.2年 ・平均40.4歳594万円205人40.4歳11.2年
14株式会社岡山製紙204人 ・勤続16年 ・平均43.1歳589万円204人43.1歳16年
15昭和パックス株式会社379人 ・勤続13年 ・平均36歳588万円379人36歳13年
16大石産業株式会社372人 ・勤続14.9年 ・平均40.6歳587万円372人40.6歳14.9年
17株式会社トーモク1,157人 ・勤続14.4年 ・平均39.7歳579万円1,157人39.7歳14.4年
18古林紙工株式会社236人 ・勤続17.1年 ・平均41.2歳566万円236人41.2歳17.1年
19光ビジネスフォーム株式会社391人 ・勤続15.3年 ・平均42.3歳561万円391人42.3歳15.3年
20株式会社イムラ639人 ・勤続19.5年 ・平均43歳553万円639人43歳19.5年
21スーパーバッグ株式会社335人 ・勤続18.3年 ・平均41歳540万円335人41歳18.3年
22阿波製紙株式会社480人 ・勤続16.5年 ・平均40.3歳523万円480人40.3歳16.5年
23大村紙業株式会社235人 ・勤続14.9年 ・平均47.5歳504万円235人47.5歳14.9年
24朝日印刷株式会社1,111人 ・勤続14.3年 ・平均37.4歳503万円1,111人37.4歳14.3年

製紙業界の初任給

業界別の初任給一覧へ →
高校卒
18.5万円
専門学校卒
19.6万円
高専・短大卒
21.7万円
大学卒
23.3万円
大学院卒
27.1万円

2023年時点で、製造業の大学卒の初任給は月額23.3万円です。全産業の平均(23.7万円)と比べると低い水準です。 2020年の22.0万円から2023年の23.3万円へ推移しています。

企業規模別(大学卒)では1,000人以上が24.4万円、100~999人が23.2万円、10~99人が20.6万円です。

※ この初任給は統計上の「製造業」の数値です。東証33業種の「パルプ・紙」より広い区分のため、業界全体の目安としてご覧ください。出典: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」新規学卒者の学歴別所定内給与額(2023年)。上の平均年収(有価証券報告書ベース)とは出典が異なります。

製紙業界の企業別 初任給(8社)

初任給の全体像へ →
#企業初任給(月額)
1レンゴー初任給32.3万円
2北越コーポレーション初任給25.7万円
3ザ・パック大学卒24.8万円
4ダイナパック初任給23.8万円
5大石産業大学卒23.2万円
6ニッポン高度紙工業大学卒22.0万円
7阿波製紙大学卒21.2万円
8ハビックス初任給20.0万円

各社が採用ページで公表している値です(出典リンクと取得日は各企業ページに掲載)。 公表していない企業は含まれないため、業界の全社を網羅したものではありません。

製紙業界の年収についてよくある質問

製紙業界の平均年収はいくらですか?

上場企業24社を集計した中央値で633万円、平均値で633万円です。有価証券報告書(EDINET)で各社が開示した平均年間給与をもとにしています。

製紙業界で年収が高い企業はどこですか?

王子ホールディングス(850万円)、レンゴー(818万円)、ニッポン高度紙工業(773万円)の順です。このページの一覧は全24社を年収順に並べているので、続きもそのまま確認できます。

製紙業界の年収は上がっていますか?

業界の中央値は2019年の549万円から2026年の633万円へ+15.3%です(各年に有価証券報告書の提出があった20社前後の中央値)。

製紙業界の年収は他の業界と比べて高いですか?

集計対象33業種の中で28番目です(中央値で比較)。最も高いのは海運業の956万円、最も低いのは小売業の547万円です。

製紙業界の男女の賃金差はどのくらいですか?

開示のある20社の中央値で、女性の賃金は男性の68.4%です(全労働者)。職種構成や勤続年数の違いも反映されるため、同一の仕事での差ではありません。

製紙業界とパルプ・紙は同じですか?

同じものを指しています。本サイトの業種区分は東証33業種に準拠しており、製紙業界やパルプ業界にあたる企業は「パルプ・紙」に分類されています。

この年収データの出典はどこですか?

金融庁のEDINETで公開されている有価証券報告書のXBRLデータを機械的に集計しています。提出会社単体・賞与を含む全従業員の平均年間給与です。

ほかの切り口で見る

出典: EDINET(金融庁)の有価証券報告書。業種区分は東証33業種に準拠しています。 平均年間給与は提出会社単体・賞与含む全従業員平均です。